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鹿島泰孝の言葉

目次

1.鹿島泰孝の性格

僕は幼い頃から、親に言われて始めた習い事がほとんど続かなかった。上達しないからではない。すぐに上達してしまうからだ。

振り返ってみると、僕は飽き性であるがゆえに、なんとかして自分が飽きないよう、工夫してきた。同じやり方では飽きてしまうので、毎回違うやり方でやったり、どこか変化を加えてきた。その発想がビジネスチャンスにつながった。

飽きるまではとことんやる。しかし、飽きてしまったらそれ以上深追いしない。そこで無理に続けてしまうと、そのことが嫌いになってしまうことさえあるからだ。

僕は男の価値を尋ねられたら、「お金を稼げることだ」と答える。だからといって僕は、お金至上主義を肯定しているわけではない。お金の力をわかったうえで、自分を見失わないように心がけているのだ。

2.鹿島泰孝の仕事論

誤解しないでほしいのは、僕は努力は必要ないと言っているのではないということだ。むしろ、僕は他の人の何倍も何十倍も努力してきたと思う。僕が言いたいのは、同じ努力を続けてもムダだということだ。

僕に言わせれば、「コツコツ」は一歩間違えば「停滞」を意味する。なぜ地道な努力が停滞になってしまうのか。それは、努力することだけで安心してしまうということが一つ。そしてもう一つは、同じことを続けるために結果的に一つのことしか経験できない、ということがある。

地道な努力を続ければ出世したり、評価されたりする時代は終わった。老舗と言われるような店や何十年も続く会社でも、次々と新しいことに取り組んでいる。

逆境に負けそうになっている人は、目先のことから目を離さないといけない。目先の作業の階層から飛び出して、少し上の目線で考えると気づけることがある。

経営者はしがらみを断ち切る勇気が必要だ。会社が存亡の危機にある時に、世間体が悪い、カッコよくないなどと言っている場合ではない。

起業家は、最初はみな短距離走者だと思う。少なくとも僕の場合は飽き性であったおかげで、自分がやるべき仕事に早く出会うことができた気がする。

3.鹿島泰孝の経営論

言葉を数字に置き換えた時、夢は目標に変わる。僕が今目標に掲げているのは、年商100億円を達成することだ。当時の年商は4~5億円だった。だから人が見れば随分無謀な目標に見えたことだろう。しかしこのとき、僕の中では年商100億円をたっせいするまでのシミュレーションはできていた。あとは、実現のための個々のプロセスを一つひとつ達成していけばいいだけだ。

実際にその「適切な時機」、つまり引き際を判断できなければ、ビジネスの世界では命とりになりかねない。社員に対しては、「やめないで続けていれば、それは失敗ではない」と言いたいところだ、しかし、経営者は、会社に大損害を与えてしまう前に、見切る力と終止符を打つ勇気が求められる。

失敗の原因のほとんどはコミュニケ─ション不足である。報告がないのは部下の責任であるが、それに気付かないのは上司の責任だ。そして、なぜ報告がないのか、なぜコミュニケーションができていないのということが、失敗の本質なのだ。

  • 最終更新:2019-01-16 17:40:41

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